女子大生の 卒業袴選びのお手伝い

先週の平日、白金にある大学内で、レンタル袴選びの予約受付のお手伝いをさせていただきました。

ある着付けの先生から前もってお話があり、たまたま私も都合がついたので、行かせていただきました。

こういう経験はやってみたくてもなかなか出来るものではないですし、私にとっては大変貴重な経験になるので、楽しみでした。

さて、会場では早速ケースの中の着物を広げて、準備に取り掛かりました。

どの着物も大柄なものばかり!

袴もグラデーションになる程のバリエーションが揃い、こんなに沢山ある中から選ぶのは、大変だなぁと思いました(^^;)

 

着物や袴のディスプレイの準備は、私含め三人で行いました。

学生さんがお昼を食べに来る学食のあるスペースの一部に、お店を用意するといった感じでした。一枚一枚ハンガーにかけ、袴もハンガーで挟み、パイプハンガーに並べる作業を終え、次の仕事をしていましたら、私の手が空いてた時がありました。すると担当の方から、

「じゃ先生は、マネキンに先生が選んでくれたのでいいので、着付けといてください。」

と突然言われビックリしてしまいました。

ディスプレー用の着付けをやるのー???、責任重大だな・・

でも、すぐに前向きな気持ちになり、袴と着物を選び着付けました。

一人で黙々と着付けました。そのモデルさんがこちらです!

長襦袢は無しなのでそこは気にしないということで(^^;)

横はこんな感じです。

大きな可愛らしい花柄の着物に、腰部から裾にかけて、グラデーションの入った抹茶色の袴を合わせました。帯は金糸が施されている帯を締めました。

 

で、肝心の覗きにきてくださったお客様はといいますと、想像をはるかに下回っていて、正直退屈気味ではあったのですが、ある可愛らしい清楚な方がいらしてくれて、このディスプレイのコディネートを気に入ってくださったんです。

これを脱がして試着、とっても気に入ってくださって、またよく似合っていました。

嬉しそうにしてくださっているお嬢様の笑顔をみていたら、こちらまで嬉しくなりましたし、他の色の袴をあててみたりもしながら、一緒に悩み、そして一生懸命アドバイスもしました。

結果、やはりこちらのコーデに決めてくださり、私はとても嬉しかったです。

お役に立てたことが何よりでした。

 

最後にお昼休憩をしたのですが、なんと下の階の学食で、残りものをただ詰めただけの手弁当でお昼を済ませました。

この年でまさか学食でお昼を食べるとは、新鮮でありビックリでもあり、そんな一日でした。

新しい事への挑戦のチャンスがまたきた時は、また頑張りたいと思います。