三枚襲

先日の事になりますが、花嫁の三枚襲着付け講習に行ってきました。

江戸時代から明治時代の花嫁衣裳の実演を見せていただきました。

現代は重ね衿を重ね簡素化されていますが、昔の婚礼衣装は三枚の着物を着ていたのだそうです。

色も下から順に、白・赤・黒の順に重ね、

白は太陽の色、悪魔を祓う色、

赤は魔除け、めでたい事、情熱を現し、

黒は嫁に行った後はもう染め変えできないという意味もあったそうです。

 

しかし、私が観させていただいた時は、一枚目が白、二枚目が黒、三枚目が赤でしたが、昔の大変貴重な着物を披露していただけて、有意義な時間になりました。

まず、一枚目に着る白い着物です。

 

二枚目に着ていた黒の着物です。

 

最後は赤い着物です。

 

こうして改めて自分で撮った写真を見て思ったのですが、本当は黒が最後だったのではないかと思いました。

何故なら、白の着物には、若松が描かれています。

赤い着物には、松の葉だけが描かれています。

黒の着物には、幹が描かれています。

詳しくはわかりませんが、若松の白から、松が段々と大きく育っていく様を赤、黒と描かれているので、本当は、白・赤・黒の順番で着せるのが本当だったのではないかなと思っているのですが、合っていたのかもしれませんので、よくわかりません。

 

でも中々と見ることはないと思うので、紹介させていただきました。

20代に戻れたらな~(笑)

着てみたかったな~(^^;)